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2012年06月24日

手あつい支援とは…

ようこそアライバルーンへ☄

保護者の方の要望として、学校選択において手あつい支援を受けられる事を
望んでいらっしゃる方が本当に多いと感じます。

では、手あつい支援とはどのようなものでしょうか?
保護者の多くは、子供にあった支援であったり、無理をさせないと言った内容を
あげられます。

私が思う手あつい支援とは、それとは少し違います。
みんなと同じようにたくさんの経験を重ねるために、本人が困っている時に、
ほんの少し手を貸してもらえる事であったり、できる事を取り上げないで見守って
くれるたくさんの目がある事ではないかと思うのです。

私の息子は現在中学3年生になります。
彼には幼稚園の時から変わらず見守ってくれている二人の女の子がいます。
現在も、学校で息子が困っている時に彼女達は実にさりげなく手を貸してくれます。

彼女たちは決して先回りせず、息子が本当に困っているであろう時に、担任の先生
や私に連絡をくれます。そのお陰で、彼は数々の困難を乗り切ってこれました。

彼女達の支援は、支援学級の先生が手取り足取り助けてくれる様な事ではなく、
親が困らないようにと先回りしてしまう様な事でもありません。

先生が全体に口頭で出した指示を知らせてくれたり、新学期のクラス替えで不安な
息子が何度も彼女達の方をみた時に、無言で”大丈夫”とうなずいてくれたり、遠足で
ゆっくりお弁当を食べていてミカン狩りに遅れそうな息子に”一緒に行こう”と仲良し
のお友達と待っていてくれたり・・・押し付けや決めつけの支援ではなく、遠くから
見守っていてくれる・・・相手を思いやる支援を彼女達は息子に与えてくれました。

自分でできる事まで奪うような大人の目線の支援ではなく、本当に必要な支援を
もらえる事が彼を一まわりも二まわりも成長させてくれました。
それこそが彼にとっての手あつい支援だったと思います。









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